「老松 -OIMATSU」 出演者インタヴュー 津村禮次郎×酒井はな×黒田育世
伝統と創造シリーズ vol.9
「老松 -OIMATSU」 @セルリアンタワー能楽堂
出演者の3人にインタヴューを行いました。
作品コンセプトや制作秘話などを語ってもらいました。
演出・振付|黒田育世
出 演 |津村禮次郎、酒井はな、黒田育世
使 用 音 源|シューベルト:「死と乙女」/ウィーン弦楽四重奏団(カメラータ・トウキョウ CMCD-15004)
http://www.ceruleantower-noh.com/lineup/2017/20171210.html
<出演者プロフィール>
津村禮次郎
能楽師シテ方観世流。大学在学中に一橋観世会に所属し、津村紀三子の指導を受け、その後先代観世喜之師に師事。1969年観世流師範(現準職分)。74年に緑泉会会主。91年重要無形文化財保持者に認定。79年より毎年小金井薪能を企画制作。古典能の公演のほか指導者として若手の育成にも務める。また新作能、創作活動、海外公演も多数。2010年度文化庁文化交流使。 著作に「能狂言図典」「能がわかる100のキーワード」「舞幻-BUGEN」など。15年ドキュメンタリー映画『躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像』が公開される。
酒井はな
畑佐俊明に師事。橘バレエ学校、牧阿佐美バレエ団出身。新国立劇場バレエ団設立と共に移籍。こけら落としより主役を務める。クラシック・バレエを中心に活動しているが、コンテンポラリー・ダンスやミュージカルにも積極的に挑戦、新境地を拓く。村松賞、橘秋子優秀賞、舞踊評論家協会賞、中川鋭之助賞、服部智恵子賞、ニムラ舞踊賞、2008年芸術選奨文部科学大臣賞等受賞歴多数。2017年紫綬褒章受章。13年、島地保武と共にダンス・ユニットAltneu(アルトノイ)を立ち上げる。
黒田 育世
BATIK主宰。振付家・ダンサー。6歳よりクラシックバレエを始め、97年渡英、コンテンポラリーダンスを学ぶ。02年 BATIK を設立。バレエテクニックを基礎に、身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付は、踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。BATIKでの活動に加え、金森穣率いるNoism05、飴屋法水、古川日出男、笠井叡、野田秀樹など様々なアーティストとのクリエーションも多い。 http://batik.jp/